ジウ・セボーラ(右)
ネイマールのツイッターやインスタグラムで度々紹介される友達は一体誰なのか、ということがファンの間で話題になっている。
度々ネイマールと一緒に写真に登場する友人の一人がジウ・セボーラだ。ジウがネイマールと出会ったのは少年時代、ネイマールがまだ地元の教会に通っていた頃だ。ジウもネイマールと同じくプロサッカー選手を目指していたが途中で断念。現在はネイマールの代理人ヴァグネル・ヒベイロと共にサッカー選手のマネージメント業務を行っている。サントアンドレからJリーグに移籍したジュニオル・ドゥトゥラ(現在はポルトガルのスポルティング・ロケレンに在籍)のマネージメントは実はジウが手がけた。
サッカー界では決して有名ではないジウだが、彼のツイッターには2万人を超えるフォロワーがいる。もちろんネイマール効果である。また、フォロワーのほとんどが女性で、そのうちの多くがどうにかしてネイマールと近づきたがっている女性だという。ネイマールと友人というだけでその立場を利用しようとする人々が後を絶たないのだ。ジウは最初の頃、誰かにサイン、写真、ユニフォームなどをせがまれると、ネイマールに頼むことがあった。しかし今ではあまりの注文の多さに断るようにしたという。
「最初の頃は頼んでいました。一度、ある女の子が自分の腕に“ネイマール”の名前を綴ったタトゥーを入れたと言って近づいてきました。その子をサントスの練習場まで連れて行き、写真を撮ってもらい、ユニフォームをプレゼントしたこともありました。だけど、今ではもうそんなことはできません。全員の注文を聞いていたら、ほかのことなんてとてもできないからです。」
また、ジウはネイマールからツイッターでいたずらされたことも明かしている。 「ある日、旅行から帰ってきたばかりのとき、ネイマールから電話があって彼の家に遊びに行くように誘われたんです。疲れてるから行けない、と断ると、彼は僕の携帯番号をツイッターに載せるって言うんです。もちろん、冗談だと思ってたんですが、数分後にまたネイマールから電話がかかってきて、もう載せたよ、って言うんです。ツイッターで見てみると、確かに、『ジウ、この電話番号に電話してよ』なんて言って僕の番号を載せてたんです。あのときは携帯がパンクしましたよ。」
ネイマールが落ち込んでいるときは、「サッカー以外のことを話すようにしてる」というジウ。「サッカーからネイマールを離してあげることも大切。誰だってリラックスしないといけないときがある。ネイマールはすごく働いてるからね」と常に気遣うことを忘れない。
一方、ネイマールの代理人のヴァグネル・ヒベイロは次のように語っている。「ネイマールはバルセロナに友達も含めて知り合いみんなを連れていきたがっていた。それだけ友達といるのが大好きみたいなんだ。友達のほとんどがジュニア年代から一緒にサッカーをしていた昔からの友達だからね」。
ちなみにコンフェデレーションズカップ決勝でゴールを挙げたときネイマールはすぐ様、観客席にいたグループのところ飛び込んでいったが、あのグループはネイマールが招待した友人たちである。ネイマールのようなVIPが友達思いになると、海外旅行に行くときでも、海外に移住するときでもプライベートジェットに乗せて何人もの友人を一緒に連れて行ってしまう、というありえないことが起こる。この辺は常人には到底理解できない生活である。