ペレに次いでサントスで歴代2番目に活躍した選手として称されることもあるネイマールだが、サッカーの王様は先日、ブラジルメディアのインタビューに応えこれをきっぱり否定した。
ネイマールはバルサに移籍するまで古巣サントスでリベルタドーレス杯、レコッパ・スールアメリカーナ、ブラジル杯、サンパウロ州選手権など数多くのタイトルを奪取。在籍した4年間で230試合に出場し、138ゴールマークした。しかしこれも歴代の選手を見ていくと、得点ランキングでは13位に付けているに過ぎない。トップはもちろんペレ。在籍期間ではネイマールの4年に対し、ペレは18年と大きな差があるが、それでもペレの1091ゴールという通算ゴール数は驚きの数字だ。
ペレはネイマールについて、「彼が歴代2番目というのは少し言い過ぎだ。サントスにはヴァスコンセーロス(1953年から1959年までプレーし111ゴールをマーク)というすばらしい選手がいた。ただ、当時はメディアが今ほど力を持っていなかった。ほかにはコウチーニョ(1958年から1970年までプレーし、370ゴール)という偉大な選手もいる。やっぱり今のメディアは当時より大きく報道しているだけだと思う」とコメントした。
さらにペレは、「ヴァスコンセーロスとは一緒に何試合もプレーしたけど、彼は左利きで左サイドでプレーし、とても上手かった。コウチーニョはロマーリオのような誰もできないようなゴールを決める選手だった。ネイマールはサントス歴代トップ10には入ると思うけど、そういったほかの選手たちより上手かったとは言えない」と冷静に評価した。