今季終了後にサントスの監督を退いたムリシ・ラマーリョが先日、ブラジルのTV番組に出演し、ネイマールについて語った。
ムリシ・ラマーリョは2011年から2013年シーズンまでサントスに在籍。ネイマールとは相思相愛の仲で知られている。しかしそんなネイマールの師匠ともいえる監督がネイマールの弱点を明らかにした。
「ハーフラインの周辺でネイマールがボールを持ったときに、パスミスが多すぎる。特にバルセロナのようなチームのレベルを考えると、少し心配になる。なぜならバルセロナの特徴はパスゲームだからだ。ネイマールはバルサのサッカーのようなシンプルなプレーを嫌う。バルサの選手はプレーの選択肢がない場合はとりあえずサイドにボールを流す。そういうプレーをネイマールはしていかないといけないし、チームも彼に要求するだろう」。
また、ムリシ・ラマーリョは、「欧州に行けばマークすることを覚えるなんていう人がいる。バルサでプレーすればいい選手が周囲にいるから成長するのは間違っていない。ただ、欧州に行けばマークすることを覚えるというのは馬鹿げている。ネイマールは現在のブラジル最高の選手。そんな彼が欧州にマークを覚えに行くわけじゃない」と強調した。
さらに、ネイマールに指導していた時期を振り返り、「バルサに行くかどうかという件が一番の問題だった。それは彼をとても苦しめていた。彼は物事をきちんと分けて考えることができるが、それでも日々移籍のことで心配していて、プレーどころじゃなかった。パフォーマンスが落ちると、罵ったりして大変だった」と苦労を明かした。