スペインメディア、選手がコンフェデレーションズカップ大活躍のネイマールに脱帽

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日本戦の華麗なボレー、メキシコ戦のゴールと相手2人を抜き去ったドリブル、イタリア戦のフリーキック、そしてスペイン戦での強烈な左足からのシュート。振り返って見るとやはり今年のコンフェデレーションズカップは”ネイマールの大会”だったと言っても過言ではない。

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大会後、スペインの複数メディアは同国の惨敗を伝えたうえで、来季からバルセロナFCでプレーを始めるブラジルのクラッキを称賛。AS紙は、「ブラジルを前にスペインは降参するしかなかった」としたうえで、「フレッジとネイマールが我々の息の根を止めた」と強調した。また、同紙は、「ブラジルの国歌斉唱のときにすでにブラジルはゴールを決めていた」と聖地マラカナンで起きたアウェイの洗礼を指摘した。ブラジルでは全国的にデモが広がるなど国民の中が強いナショナリズムが芽生えている。そんな中、コンフェデレーションズカップでは国歌が斉唱される度に演奏が止まっても観客や選手たちが構わずに最後まで歌い続けるという異様な現象が起きていた。決勝戦を向かえたこの日は特に国民の気持ちが一丸となり、スタジアムが大合唱に包まれた。

一方、スペインのスポルト紙は、「ネイマールがラ・ロッハ(スペインの愛称)を撃破した」との見出しで、「ブラジルはスペイン相手にゴールを量産し、コンフェデレーションズカップの冠を手にした。フレッジの2ゴールとすばらしいプレーをしたネイマールの1ゴール。二人はスペイン代表を無能にした」と報じた。

ムンド・ディポルティーボ紙は、「ネイマールが止めることのできないサッカーをした」としたうえで、「(同大会では)ブラジル以上のファイナリストはいなかったし、ネイマール以上のスターはいなかった」と伝えた。

ネイマールにスライディングをしてレッドカードを受けたスペイン代表でバルセロナFC所属のピケは、「彼はすごくいいプレーをした。スピードがあり、すばらしい選手だ。チーム(バルサ)でも大きな助けになるだろう」と、ネイマールのチーム入りを歓迎した。

また、スペイン代表のセルヒオ・ラモス(レアル・マドリード所属)は、「ネイマールは偉大な選手。大会期間中彼の能力を証明した。試合を決定付けるポテンシャルを持っている」と脱帽だった。

ネイマール本人は大会後すでに次の目標を掲げた。もちろんWカップだ。「Wカップでいいプレーをするために(バルサに)適応できればいい」。これに対してフェリペ・スコラーリ監督も「早く適応して欲しい。全て違った環境になる。世界最高峰のクラブで新しいこと、いいことが待っている」と期待を示した。大活躍だったネイマールに対しフェリペ・スコラーリ監督は「代表には俺が召集することを忘れるなよ」と冗談を言うと、ネイマールは「いや僕が自分自身を招集する」とやり返した。

ネイマールは試合後、コンフェデレーションズカップのために召集されながら怪我で欠場を余儀なくされたレアンドロ・ダミアン(代役にジョーが選ばれた)のユニフォームを着てインタビューに応じるなど友達思いの一面も見せた。「彼(レアンドロ・ダミアン)はチームの一員だ。彼がチームを離れたのが残念だったので、彼のユニフォームを持ってきたんだ。彼もチームメイトで、ここにいるいないに関わらず彼がリスペクトと優勝のタイトルに相応しいってことを言うためにね」。

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大会後、ネイマールはチームメイト、家族らと滞在先のホテル内で開かれた祝勝会に出席。勝利の宴は深夜まで続いたという。

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