ブラジルは26日、コンフェデレーションズカップ準決勝でウルグアイと対戦し、2対1で勝利した。
ブラジルは前半13分ダヴィッド・ルイスがペナルティーエリア内でルガーノを倒してしまいPKを与えてしまう。しかしこれをGKのジュリオ・セザルがスーパーセーブし、なんとかゴールを死守した。その後も緊張感のある展開が続き、お互い一歩も引かない攻防が繰り広げられる。試合が動いたのは同40分。ブラジルはコート中央で得たフリーキックを左サイドに飛び出したネイマールが胸トラップで処理しそのままシュート。GKが弾いたところをフレッジがカンフーキックさながらに蹴りこんで先制した。
ところが後半になるとウルグアイがすぐに反撃。同3分、カバーニがゴール前の混戦から左足で決めて同点とした。対するブラジルは速いボール回しから、徐々に試合の主導権を握り、相手陣内に攻め入る。守っても中盤のプレスを効かせ、相手にボールを必要以上に持たせない。そして迎えた同43分、ネイマールのコーナーキックをパウリーニョが合わせて加点。これが決勝点となり、見事決勝進出を果たした。
1点目、2点目と全てのゴールにからんだネイマールは、「難しい試合の中で成長できた」としたうえで、「ボールを支配し、速いパス回しをするという自分たちのサッカーができた。またもう一歩前進した」とチームを分析した。
ウルグアイのルガーノからファウルがシミュレーションだったと批判を受けたがネイマールだが、「口がある人は言いたいことをいうもの。彼は他の代表の選手だし、自分には何の関係もない。そんなことは気にしていないし、自分にとって大切なのは、チームメイトを助けることと、チームに貢献すること、そしてブラジルのファンを喜ばせることだ」と批判を一蹴した。
決勝については、「相手を選ぶことはできないけれど、結果を楽しみに待っている。僕らには優勝する準備ができている」とV宣言した。