ネイマールのブラジルか。それともバロテッリのイタリアか。サッカー界2大カリスマがついに22日(ブラジル時間)コンフェデレーションズカップ第3戦で激突する。
ネイマールは同大会で2試合していずれも華麗なボレーシュートで2得点を挙げているの対し、バロテッリはメキシコとの初戦で2人のディフェンダーに囲まれながら強いフィジカルを活かしてボールを押し込むパワフルなプレーでゴールをゲット。さらに日本戦ではPKを決め、ネイマールと同じく2得点を挙げている。
多くのメディアはお互いの国を背負ったアイドルの二人をライバル視させるが、実は二人の間にはある種の友情が芽生えている。それは今年3月にスイスのジュネーブで行われた親善試合ブラジル対イタリア戦のときのことだった。二人はこの日が初対決。ネイマールはブラジルの2点目をアシスト。対するバロテッリは見事なロングシュートでイタリアの2点目をマークした。試合は2対2の同点に終わった。そしてモーションをかけたのはバロテッリのほうだった。試合後イタリアの暴れん坊は自らブラジルの控え室に出向き、ネイマールに挨拶。携帯番号を交換し、こう言った。「なんで(バロテッリが所属する)ミランに来ないんだ?」。ネイマールからしてみればイタリアのカリスマから受けた最高の賛辞である。大物同士はすぐに意気投合。それからもツイッターを通してなど交流を続けている。
バロテッリが今年5月にツイッターを始めると、ネイマールは、「バロ、よろしくね、マイフレンド」とツイッター上でコメント。対するバロテッリは、コンフェデレーションズカップブラジル対日本戦の前にネイマールに、「グッドラック、ブラザー」とエールを贈っていた。また、イタリアの 「La Gazzetta dello Sport」紙も21日、二人についての記事を掲載、「本当だったら二人一緒に(同じチームで)プレーするのを見るほうがいい。なぜなら二人はお互いがお互いを補うようにできているからだ。ポテンシャルにスピードにパワーにポエムのようなプレー。明日は二人の対戦を見ることになるけれど、友達としての対戦だ」と分析した。