バルセロナの聖地カンプ・ノウでサポーターにユニフォーム姿を披露したネイマールが新チームでの自分の立ち位置について謙虚に語った。ネイマールは、移籍金の総額が約6000万ユーロとも言われているが、大金をはたいて自分を獲得したバルセロナに対し、「自分にはそんなに価値がない」と謙孫した。
世界最高峰のチームで目指すは世界最優秀選手かと思われたが、本人は、「世界一になることを考えたことなんてない。世界一の選手はここにいるんだから、そうメッシだ。僕は世界で最も運の良い選手の一人。彼と一緒にプレーができるんだからね。とても光栄で、とても幸せだよ」とメッシを持ちあげた。メッシとのコンビについては、「世界一上手い選手、メッシとはやりやすいと思う。僕は彼にボールを出せばいいだけだからね。彼が世界一になり続けるのを手助けしたい。今までだってメッシのことを応援しているって言ってきた。僕はサッカーを愛しているんだ。どこのチームやどこの代表とかじゃなくて、彼がボールで魔法を使うのが見たいんだ」とパートナーにベタ惚れの様子だった。
まだ背番号もポジションも確定していないが、それについては、「背番号を気にしたことはない。まだ選んでないし、どの番号になるか分からない。本当は特定の番号を好きだったことは一度もないんだ。」とこれまでの11番のイメージを払拭したうえで、「ポジションだってどっちのサイドを選ぶってことはしない。ポジションがどこでもプレーをするのが好き、ゴールキーパーだってね」と話した。
バルセロナでは背番号が決まっていないが、ブラジル代表ではすでにコンフェデレーションズカップでネイマールが10番を付けることが発表された。番号にこだわりはないと言いつつ、もしかすると密かにバルサでも将来的に10番を狙っているのかもしれない。