移籍市場がオープンとなる夏を目前にしたこの時期、ついにサントスのオジリオ・ロドリゲス副会長がスペインを訪問していることが明らかになった。エスタード・デ・サンパウロ誌によると、オジリオ副会長は移籍交渉のためにバルセロナを訪問し、バルサ首脳陣と会議を行ったという。
しかしこれに対して、サントスの経営陣の一人であるペドロ・ルネス氏は移籍交渉があったことを完全否定、「副会長は家族と誕生日を祝いにスペインを訪問しているだけだ」と強調した。
一方でスペインのムンド・デポティーボ紙は、ネイマールはすでにチームメイトに今夏移籍する意向を伝えたとまで報じており、移籍報道が一層ヒートアップしてきた。サントスのムリシ・ラマーリョ監督は、「誰もネイマールの移籍については分かっていない。私は彼がワールドカップまでは残留すると聞いているし、彼の父親が同じように話すのも聞いている。しかし私がこの件に関与することはできない」と複雑な心境を語った。
移籍報道がこれだけ過熱するのには理由がある。それは度々言われてきたネイマールの市場価値が高騰するばかりだからだ。先日、イギリスのスポーツプロ誌は、最も市場においてポテンシャルのある世界のアスリートのランキングを発表、ネイマールが堂々の1位に輝いた。サッカー界ではメッシ、クリスチアーノ・ロナウドを抑えたほか、陸上のウサイン・ボルト、F1のハミルトンらも突き離した。
Most Marketable 2013 – SportsPro Magazine
1) ネイマール(ブラジル) – サッカー
2) リオネル・メッシ(アルゼンチン) – サッカー
3) ローリー・マキロイ (北アイルランド) -ゴルフ
4) ロバート・グリフィン3世 (アメリカ) – アメフト
5) ウサイン・ボルト (ジャマイカ) – 陸上
6) ノバク・ジョコビッチ (セルビア) – テニス
7) ルイス・ハミルトン(イギリス) – F1
8)クリスティアーノ・ロナウド (ポルトガル) – サッカー
9) スローン・スティーブンス (アメリカ) – テニス
10) ブレイク・グリフィン (アメリカ) – バスケ