ネイマールの2016年の平均ゴール数が2009年以降最低だったことが明らかになった。
ネイマールは2016年、53試合に出場し25ゴールをマーク。1試合あたりの平均ゴール数は0.47だった。一見、十分すぎるほどの成績だが、ネイマールにとってはこれはキャリアの中でも2009年以来最低の数値だ。2009年といえばネイマールがまだデビューしたての17歳の頃。当時サントスにいたネイマールは48試合に出場し、14ゴールを挙げていた。
2015年と比べるとその差は顕著だ。2015年ネイマールは61試合に出場し43ゴールを記録。1試合あたりの平均ゴール数は0.70だった。この年には、バロンドールで初めてファイナリストに選ばれるなど、文句なしの活躍を見せた。
2016年のネイマールのパフォーマンスについて、エル・パイス紙のスペイン人記者ルイス・マルティンは、このように話している。
「(昨年は)二種類のネイマールがいた。前半期は最高の出来だった。でも後半になって欧州リーグが始まると、ゲームでのパフォーマンスが落ちていった。アシストも落ちたし、ゴール数も落ちたし、チームとの歯車が悪くなったんだ」
しかしながらリオ五輪でチームを優勝に導いたり、ロシアW杯南米予選でも存在感を発揮するなど、代表では常にリーダーシップを見せる収穫もあった。
最近のネイマールはクラブではメッシやスアレスの影に隠れつつある。最後にバルセロナでネイマールがゴールを決めたのは10月のこと。果たしてネイマールは2017年、さらなるスランプに陥るのか。それとも不調から劇的な巻き返しを遂げるのか。