ブラジルサッカー五輪代表のロジェリオ・ミカーレ監督がメディアのインタビューに応じ、ネイマールと話し合いの場を持ったことを明かした。
ロジェリオ・ミカーレ監督は18日にチームに合流したネイマールと急遽個人的に対談。チームの方針やチーム内でのネイマールの影響力について話し合った。
ロジェリオ・ミカーレ監督は今大会最も注目されるブラジルの至宝について「私はネイマールに頼りたいと思っている。彼のような選手をチームに欲しくない監督などいるだろうか? 私ならいつだってネイマールを自分のチームに入れたいし、彼に喜んでもらえるようにしたい」と、さっそくネイマールを持ち上げた。
また、ロジェリオ・ミカーレ監督は「もちろんグループとして組み立てるものはあるが、個の力の重要性は大きい。ネイマールはリスペクトされるべきだし、結果を左右する選手。彼には喜んでもらえるようにしたい」と、ネイマール依存とも取れるコメントをした。
二人の対談については「ネイマールと対談をして、とてもいい話ができた。それは監督と選手といった関係ではなく、むしろ出会ったばかりの人間同士という感じだった。彼の印象は期待以上だった。モチベーションは高いし、この大会が何を意味するのか理解している。なによりベストな方法でチームに貢献しようとしている。ネイマールはどんな状況にも対応すると言っているし、ブラジルだけでなく世界にとってとても偉大な選手であることを証明してくれた」と褒め称えた。
しかしながらロジェリオ・ミカーレ監督は特別扱いはしないと明言。その一方で「彼のいいところを引き出すことはやっていこうと思うが、それはジェスス、ルアン、ガブリエル、ロドリゴ・カイオにも同じようにする。ネイマールは世界でトップ3に入る選手で、自分のチームで一緒にやれることはとても幸せなこと。彼はきっと困難なときにも結果を出してくれるだろう」と、大きな期待を抱いているとした。
ブラジル五輪代表は19日にさっそくボールを使った練習を敢行。この日は小さなコートを使ってのミニゲームに終始したが、選手たちは休暇明けとは思えないほど軽いフットワークで調子の良さをアピールした。