リオデジャネイロ五輪を目前に控え、ブラジルサッカー五輪代表がまもなく現地で合流する。そのリーダー的存在となるネイマールがこの五輪にかける思いを語った。
ネイマールはコパアメリカには欠場となったが、現地でブラジル代表の試合を観戦。その後、ブラジルで休暇を取るなど、大舞台のために心も体も十分にリフレッシュした。
刻一刻と迫る開幕戦。自身二度目の五輪。母国開催。最高の条件が揃った今回ネイマールに頭にあるのは金メダルを取ることだけだ。
「自分にとっても、ブラジルサッカー界にとっても不足しているタイトル。特に母国でプレーするという意味でも絶対に実現しないといけない責任が僕らにはある。五輪のメダリストになるのは特別なことで、僕は銀メダルを持っているけど、今は金メダルを獲ることしか考えていない。それとワールドカップ制覇もね」。
また、ネイマールは前回のロンドン五輪については「ロンドンではとてもいい経験ができた。多くのスポーツの中で大勢いる偉大な選手の中の一選手であると感じたんだけど、それはとてもいいことだった」とした。
さらに今大会のプレッシャーについては「自分の責任は理解しているし、多くの若い選手にとって僕は見本にもなる。特に五輪代表のような若い選手たちの中ではそうだ。自分の経験をもとに彼らを助けるつもりだし、彼らからも多くのものを学ぶつもりだ」と闘志を燃やした。
ほかの種目については「NBAの選手や陸上の選手たちをフォローできたら嬉しい。僕はボルトの大ファンだしね」としたものの、「でもすでに話したようにリオの目的は金メダルを獲ること。そのためには試合に100%集中しなければならない。勝利よりも敗北から覚えることのほうが大きい。負けるときの感覚はなんとも言いがたい。それでもまた勝ちたくなるし、今回もその気持ちでいる」と語った。