選手として2度、監督としても2度W杯で優勝を経験しているマリオ・ザガロがブラジル代表のキャプテンを務めるネイマールについてコメントした。
ザガロ氏は先日、リオデジャネイロのエストラ紙のインタビューに応じ、ロシアW杯予選ウルグアイ戦で活躍できなかったネイマールについて「こういうことはあってはならない。特に彼のような名前のある選手にとってはなおさらだ。彼のネームバリューはゼロに戻すべき。彼のことは好きだし、特別な選手でまだまだ成長できるのに、ブラジル代表のキャプテンという自覚がない。メディアにばかり露出していて、キャプテンとして成熟していない」と非難した。
ネイマールはW杯予選においてここ3試合で無得点に終わっている。ブラジル代表は先日のパラグアイ戦でも引き分けに終わったことから、順位を本選出場圏外の6位に落としている。
ザガロ氏は、ネイマールの一連のバルサとの契約問題や脱税問題についても触れ、「ネイマールは難しい時期を過ごしている。嫌でも彼の頭にそれらの問題は覆いかぶさってくる。彼にも一部の責任はある。マネージメントしているのは父親だが、プレーヤーは彼だ。どんな選手だってこのような問題があれば、心が揺らぐだろう」と、プライベートでの問題もプレーに響いているのではないかとした。
また、ザガロ氏は、他のメンバーについても「私はダヴィド・ルイスはそれほどファンではなく、チアゴ・シウバのほうが優れていて世界一だと思う。彼がどうして代表に選ばれないのか分からない。何かチーム内部での問題だろう。その問題に口出しするつもりはないけれど、例えばマルセロも何で左サイドのレギュラーじゃないのかも理解できない。チアゴとマルセロがいればもっとまとまりが出るはずだ」と、選手構成についても疑問を呈した。