ネイマールのコパ・アメリカと五輪出場の是非をめぐってA代表、五輪代表を兼任するドゥンガ監督がリオデジャネイロを優先することを明言した。
ドゥンガ監督は、「コパ・アメリカと五輪のどちらかを選ぶとしたら五輪を優先させる。ブラジルが金メダルを獲ったことがないことを考慮すると、五輪の方が大切だ。ネイマールは今季すばらしい活躍を見せている。特にブラジルW杯で怪我で離脱した一連の出来事を考えると、彼自身、母国で勝ちたいと思っている。もちろん二つの大会に出てもらうことが一番いいんだが」と、ネイマールを五輪に出場させる意向を改めて強調した。
23歳以上のオーバーエイジ枠についても「もし彼を連れていくことができ、彼がそれを望むなら、バルセロナと話し合って、何ができるか決めようと思う」と、クラブの承諾を得るために努力すると約束した。というのもオーバーエイジ枠の選手についてはクラブ側が出場の是非を決めることができるからだ。
ドゥンガ監督は、クラブとの話し合いについては「すでに私とブラジル代表コーディネーターのジルマール、アンドレイ・ロペス監督補佐で欧州を訪問した。再び五輪の件について向こうに行くつもりだが、しっかり話し合う必要がある。なぜなら選手たちはクラブの所属選手だからだ」と、交渉の重要性を指摘している。