今年の夏にリオデジャネイロで開催される五輪にネイマールが出場できるかどうかに注目が集まっている。そんな中、FCバルセロナのルイス・エンリケ監督が初めてネイマールの五輪出場について言及した。
ルイス・エンリケ監督は、「五輪に母国で出場するというのはとても特別なこと。ただし、出場できるかどうか、今の状況はとても難しい。なぜなら彼にはその直前にコパ・アメリカがあるからだ。我々にとっては彼にとってベストのコンディションになるように考えないといけない。それには分析が必要で、ネイマールだけじゃなく、ラフィーニャもまた同じだ」と、心配の種はアメリカで6月に開催されるコパ・アメリカだとした。
「これらの試合がオーバーワークにならないかどうかの分析が必要だ。それがネイマールにとって本当にいいことなのかを考える必要がある」。
FIFAの規定によると、クラブは五輪出場に向けて選手たちを放出しないといけない。しかしそれは23歳以下の選手に限ってのことで、ネイマールの場合はクラブが決定権を持つ。また、ブラジル代表の理事を務めるジルマールはすでにネイマールの五輪出場を考慮して、コパ・アメリカの出場を見送る考えも明かしている。
これについてルイス・エンリケ監督は「ドゥンガ監督が本当に二つの大会にネイマールを呼ぶのか、それともひとつだけなのか彼の決断を待ちたい」と、慎重に検討していくとした。
ちなみにルイス・エンリケ監督自身も選手時代の1992年母国で開催されたバルセロナ五輪に出場した経験を持つ。そのときもまた出場するかどうかは議論になったという。ちなみにメッシは今回の五輪には不参加を表明している。