左脚太ももの筋肉を痛めてからFCバルセロナの練習から離脱していたネイマールが16日、横浜市の日産スタジアムで行われた練習に初めて姿を表した。
ネイマールが怪我をしたのは今月8日、チャンピオンズリーグのバイエル・レバークーゼン戦に向けた練習中でのことだった。復帰までには少なくても1週間から10日間は必要だと言われていたが、いまだにその目処は立っていない。この日ネイマールはグランドでは軽いランニングを15分実施したのみ。いまだにボールには触っていない。
すでに準決勝の欠場が濃厚なネイマールだが、決勝でのプレーは可能性が残されている。しかしながらルイス・エンリケ監督は「無理をさせる気はない」と明言。そのうえで、「ネイマールは通常のリハビリのプロセスを踏んでいる最中。グランドにいないからといって他のことをしているだけで練習していないということではない。自分の唯一の心配は彼が100%回復するかどうかだ。彼にはクラブW杯に来てもいいが、(怪我の)リスクは負うべきではないと話した。そのときになってみないと分からない。それよりまずは準決勝で勝たなければ意味がない」と話している。
準決勝の相手である広州恒大については、「彼らは中国人選手をベースに韓国人が一人、ブラジル人が4人いて危険なチームだ。我々は散歩するような気持ちで、ライバルなんていないと思ってここに来たわけではない。日本にいることは大きな刺激になる」と、格下相手にも真剣勝負を強調した。