2015年度のFIFAバロンドールの最終候補にメッシやクリスティアーノ・ロナウドと並んでネイマールが選出された。今年こそはついにネイマールに世界最優秀選手の称号が与えられるのか。
最近ではバロンドールといえばメッシかクリスティアーノ・ロナウドばかりが注目されるイベントだった。しかしここに来てネイマールを「世界一」と呼ぶ声も増えてきている。ブラジル人が同賞の最終候補に残ったのは2007年にカカが最優秀選手に選ばれたとき以来実に8年ぶりだ。
2015年度のFIFAバロンドールは昨年のデータも基になるが、ネイマールは昨年11月から今年11月にかけて60試合に出場し44ゴール、13アシストを記録。対するメッシは60試合に出場し、57ゴール、23アシストとネイマールを大きく上回っている。一方、クリスティアーノ・ロナウドは56試合に出場し、55ゴール、17アシストを記録している。
このことからもネイマールは3番手といった見方が強く、メッシとクリスティアーノ・ロナウドの一騎打ちとなる可能性が高い。ネイマール自身も「今年のバロンドールは決まっている。メッシのものだ」とチームメイトの受賞を確信している。ロナウドについては、「彼は歴史に名を刻んでいる。メッシも同じだ。彼らを超えるなんてことは考えていない。僕はただ自分の歴史を作りたいだけだ」と話している。
しかしながら最終候補に残ったことについては、「僕は個人のタイトルや記録を目指してサッカーをプレーすることはないけれど、ただメッシと一緒に候補に挙がったこと、ブラジル人として久しぶりに最終候補に残ったことはとても嬉しい」とコメントした。
なお、授賞式はスイスのチューリッヒにて2016年1月11日に行われる。