ネイマールが活躍しすぎでガレス・ベイル比較対象外に

Neymar-vs-Bale

ネイマールがFCバルセロナに移籍した3年前、時を同じくしてレアル・マドリードにはガレス・ベイルが当時の史上最高額で移籍した。そのせいかサッカーファンの間ではバルサのネイマールとレアルのベイルではどちらが上手いか、またどちらのクラブが得をしたか損をしたかといったことが度々話題になった。しかしあれから3年後、同じ比較をする者はいなくなった。明らかにネイマールのほうが優れた結果を残しているからだ。

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レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長はかつてこんなことまで語っていた。

「もしネイマールが(バルサに)来ていなかったら、ベイルと契約しなかっただろう。」

それだけバルサもレアルもお互いの補強選手を意識しているということだ。ベイルは移籍直後、すぐにレアルで力を発揮した。国王杯のバルサ戦では左サイドから何十メートルも駆け上がり、相手DFにコートの外に押されながらもドリブルで振り切り、ゴールを決めた。このゴールは間違いなく彼のベストゴールの一つだろう。また、チャンピオンズリーズ決勝では最大のチャンスをヘディングで押し込み、勝利に貢献するなど、早いうちから期待に応えたのはむしろベイルのほうだった。

一方、ネイマールのファーストシーズンはゆっくりとした立ち上がりだった。あくまでもメッシのサポート役といった印象が強く、試合によってはスタメンに入れない時期もあった。2度の怪我にも見舞われ、ゴール数も15に終わった。多くのメディアはガレス・ベイルのほうをむしろ評価していた。しかしセカンドシーズンからネイマールはメキメキと頭角を現し始めた。メッシ、スアレスとの黄金トリオは不動のものとなった。51試合に出場し39ゴール、チャンピオンズリーグではメッシ、クリスティアーノ・ロナウドに並び得点王にも輝いた。

そして3シーズン目となる今季、彼の活躍は今さら言うまでもない。メッシ不在の中で13ゴール、6アシストを記録。ネイマールのことを「今現在の世界最優秀選手」と呼ぶ選手も増えてきた。

ブラジル代表のルイス・アドリアーノは「ネイマールはクリスティアーノ・ロナウドだって、メッシだって超えられる」と評価。また、アルゼンチン代表監督で、以前バルサの指揮を執っていたヘラルド・マルティーノでさえ「彼は信じられないようなレベルにいる。彼がやっていることは、他の選手たちよりも上のレベルのことだ」と、実力を認めている。

一方でベイルを「世界最優秀選手」という者は限りなく少ない。最近ではブーイングの対象になることも多く、近いうちレアルを去るのではないかとまで噂されている。ネイマールとベイルのスペインにおけるゴール数を比較すると、ネイマールは67ゴール、ベイルは41と26ゴールの差が付いている。今となってはどちらと契約するほうが得だったかは誰の目にも明らかだろう。

ネイマールVSベイル スペインでの成績

ネイマール ベイル
年齢 23 26
出場試合数 107 99
ゴール数 67 41
アシスト 25 30
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