代表だけでなく、クラブでも精彩の欠くプレーが続き、サントスサポーターまでネイマールに背を向け始めた。サントスは27日、モジ・ミリンとサンパウロ州選手権で対戦。1点リードする度に相手に追いつかれ、2対2の引き分けに終わった。
サントスはシセロ、ジバがゴールをマークし、ネイマールは1点目をアシストしたもののこの日も無得点。ブラジル屈指の点取り屋が2月10日のパウリスタ戦以来サントスで4試合、代表戦を含めると6試合ゴールなし、という結果にクラブサポーターも黙ってはいなかった。試合後会場はブーイングの荒らしに包まれ、ネイマールはうなだれるようにロッカールームに帰って行った。
ネイマールは、「僕ら選手だってブーイングをされると悲しくなる。サポーターからそんなふうにされるなんて期待していないから。今まで僕がチームのためにどれだけのことをしたと思っているんだ? サントスのために多くのことをしてきたのに」と落胆した。その一方で、「みんなは僕がいつもゴールを決めることに見慣れているんだ。すぐにまた(自分の調子も)普通に戻るはずだ」と約束した。