ブラジルは25日、イギリスのロンドンでロシア代表と親善試合を行い、1対1のドローに終わった。
試合は序盤ロシアがセットプレーからチャンスを次々と演出。前半3分、ゴール前で得たフリーキックをセルゲイ・イグナシェヴィッチがゴールの枠に叩きこむもブラジルのGKジュリオ・セザルの好セーブに阻まれた。その後もロシアはコーナーキックからゴール前の競り合いの末、最大のチャンスを得るも最後はブラジルのディフェンダーがクリアし、得点はならなかった。
対するブラジルはネイマールにゴール前で2度も絶妙のセンターリングが上がるもいずれもフィニッシュに至らず。前半20分を過ぎたところでようやくネイマールに2列目からどんぴしゃりのタイミングでパスが通る。しかしシュートは大きく枠を外れ、ゴールはならなかった。前半は0対0で終了。
後半、試合を動かしたのはロシア。ブラジル陣内に数的優位を作って攻撃し、最後はペナルティーエリアに5人の選手が姿を見せ、ブラジルディフェンスを翻弄。シュート、パス、こぼれ球の混戦の中、ヴィクトル・ファイズリンがゴール中央にボールを流し、先制点を挙げた。対するブラジルは同44分、左サイドからフッキ、マルセロと回し、ゴールに前に現れたフレジがしっかりきめ土壇場で試合を振り出しに戻した。
ブラジルはフェリペ・スコラーリ監督が就任して以来3戦し1敗2分け。いまだ勝ち星を挙げていない。